節分祭

2月3日午後3時より執行。
豆まきは祭典の中で行います。

当神社の節分祭は、静岡市指定の無形民俗文化財であり、古き歴史を有し、さらに特殊神事として今に伝承されております。
その特徴は、梅と柳(ねこやなぎ)の若枝をまとめた「おにやら棒」を以って戸板を叩き、鬼を追いやるもので、静岡浅間神社と駿府にのみ存する風習として知られています。この鬼やらい神事がいつから始まったのか詳らかではありませんが、江戸時代の正徳年間に書かれた随筆『塩尻』天野信影著によれば、「浅間の社には神人(神主)多く出て、豆を打ち、若枝を以って本社より末社に至るまで御戸を打つことおびただし。町へは地震のように聞ゆ。これを聞きて市中の家々一斉に豆を打ち、戸外に出て戸の限りをたたく。雷同してしばしすさまじ。かかる事知らぬ旅人は宿にて大いに驚く者多し」とあり、すでに江戸時代には行われて駿府の習俗として知られた神事であります。
この神事は音によって鬼を払うという意味と、春の生命の象徴として梅柳の若枝で戸を打つ事によって、音をたてて鬼に象徴される災禍を鎮めると考えられ、民俗学的にも貴重な風習であります。

立春の前日を節分といって、二十四節気による旧年から新年への変わり目であることから重視されており、本年もおにやら棒で戸板を叩き、市中より悪鬼を追いはらう特殊神事を執行いたします。
当日の祭事、祭典概要、行事予定時間のご案内

○節分祭開運厄除特別祈祷(午前9:00〜午後1:30)

神前にて御祈祷し、疫神斎、お守、福豆、破魔矢を授与いたします。
また、また御祈祷を受けられた方には福引をしていただけます。
初穂料3,000円
その他の御祈祷も執行いたしますが、執行は午後1時30分までとなります。


 ○節分祭・豆まき(午後3:00〜) 場所:大拝殿、舞殿


■追儺神事(鬼やらい神事) 鬼やらい神事

宮司以下神職が太鼓や鈴を鳴らし、世話人参列者が「おにやら棒」で戸板を叩き、悪鬼を追いはらう神事。

「おにやら棒」とは梅と柳の若枝を麻で結んだもので、鬼追い棒の訛った呼び名でもあり、初穂料800円で授与いたします。
豆を撒いた後、おにやら棒にて戸口を叩き、玄関や鬼門等におにやら棒を飾ると災厄より免れると伝えられています。
(授与は1月下旬より)

■撒豆神事(豆まき)
 
御年役が順次舞殿より福豆と共に豆をまきます。御年役約60名により盛大に執り行われます。
本年の特別御年役は、女優の伊澤恵美子さん、ものまねタレントのそのまんま美川さん、静岡各局アナウンサーの皆さんを予定しております。

■蟇目鳴弦式(午後3時)
場所:舞殿

浅間弓道道場会員により奉仕され、節分開始と同時に舞殿において弓をひき鳴らし厄を祓います。

■宝撒き景品引き換え 場所:南回廊

宝撒きの引換券と豪華商品をお引き換えいたします。


▲上に戻る

 静岡浅間神社
 〒420-0868 静岡県静岡市葵区宮ケ崎町102-1 TEL:054-245-1820(代)
 Copyright(c)2005 静岡浅間神社 No reproduction or republication without written permission.